場合によります。バリウムとお酒(アルコール)がお腹の中で混ざると、バリウムがセメントのように固まるスピードが速まります(アルコールと混ざらなくてもバリウムは徐々に固まっていきます)。そうなると便が出にくくなり、医療機関での処置(場合によっては救急搬送)の可能性が出てきます。バリウム検査終了後は、お渡しする下剤を早めに服用し、できるだけ水分を取ってください。お食事もしっかりとっていただくと腸が動きますのであわせてお願いします。何回か白い便(バリウム便)が出ますが、全部出ていつもの色の便に戻れば、お腹の中のバリウムがすべて排泄されたので、飲酒していただいても大丈夫です。つまり、夜までにいつもの色の便に戻っていれば、飲酒していただいてもまず問題ありません。逆に、夜になっても白い便が出ている場合は禁酒でお願いします。また、コップ一杯の牛乳やヨーグルトなど比較的量の多い乳製品も、下剤の効果に影響を及ぼすため、いつもの色の便に戻るまでは控えていただいています。少量(コーヒーに入れるミルクくらい)であれば問題ありません。